集団の会話が苦手・・・
会話が苦手な人に
もっとも多い悩みが
「複数人との会話の場でうまく話せない」
というものです。
2人なら普通に会話ができるのに、
3人以上になった途端、会話するのが
苦手に感じる人が多いのです。
つまり、集団になったとたん
会話がとても難しいものにかんじてしまうのです。
あなたも、そんな悩みがありませんか?
とはいえ、コンパに飲み会
友達とのオフ会に、パーティー
人生において、集団での会話の場は
避けては通れないものです。
一生ついて回る問題ですから、
克服するなら早めのほうが絶対いいですよね。
なお、集団の会話に苦手意識を持っている場合
それには、れっきとした原因があります。
今回は、その原因と対策について
お伝えしていきます。
目次
集団会話が苦手になる理由【相手の理解】
では、なぜ、1対1に比べて
集団だと会話の難易度があがるのか?
というと・・・
理解しなくてはいけない
相手が複数になるからです。
これから、
どういうことか説明していきます。
会話と言うのは、
自分が何を言うか以上に
相手が何をいいたいのか?
を理解することが大切です。
人は無意識に
あるいは意識的に
相手の気持ちを理解しようとして
相手の話を聞いています。
なぜなら、相手がなぜ、その話をしているのか、を理解できないと
自分がどんな返答をしていいのか
こまるからです。
たとえば、相手が、
「音楽っていいよね。この曲聞くとなんか昔を思い出すんだ」
って、話をしてきて、あなたが
「うん、吉野家の牛丼が安くなるらしいから、うれしいよね」
みたいに、返答したとしましょう。
相手にしたら、
「え!?なんの話?ちゃんと話聞いてた?」
って、おもいますよね。
まったく会話がかみ合わなくなってしまいます。
だから、僕たちは
相手を理解するために、
相手の話をきくし、
相手の話を聞いているからこそ、
かみ合った会話ができます。
で、この相手を理解する
という行為は、シンプルですが、
実はけっこう難しいことなんです。
1対1のときですら、
「ちょっと、あたしの話きいてる?」
って、怒られたりします。
僕も、彼女にこんな小言を言われたことは
数知れず(笑)
なぜ、難しいかというと
こちらの意識を
ちゃんと相手に
フォーカスしておかないと、
相手の気持ちを正確に
理解することができないからです。
それでも、1対1の時は
相手をしっかり見て、聞いて、
話せますから、
比較的、理解しやすいシチュエーションなんです。
しかし、これが、
3人、4人と増えてくると
理解すべき対象が増えることになります。
リアルタイムに進行する会話についていくには
AさんにもBさんにも、Cさんにも
意識を向けて、
それぞれがどんなことを考えているか?
をある程度、理解しないといけません。
これが、大変なんですね。
ですので、一つ目の原因である
理解する対象が増えるというのは、
意識を向けるべき対象が増えて、
頭の処理が追いつかない、ということでもあります。
集団での会話をコントロールするコツ
集団での会話が得意な人は
場を俯瞰してみるのが得意です。
俯瞰っていうのは、
上から見下ろすように、全体をみることです。
例えるなら、鳥のような視点を持つことです。
逆に、会話が苦手な人は、
視野がせまくなっていることが多いです。
話をしている一人だけに意識を向けて
その話題にだけ反応していることがよくあります。
集団の会話が得意な人は、
目の前の話題
目の前で話している人
だけに意識をフォーカスするのではなく、
部屋の天井から、
自分を含む、参加者全体をみているようなイメージです。
そうすることで、視野が広くなり
集団のなかの意思がみえてくるようになります。
集団の意思とは、
その集団の連帯感のことです。
で、当然、目の前の一人の気持ちしか
理解しないで、発言する人と
全体を見渡して、
集団の意思を把握したうえで
発言する人では
会話のスムースさが違います。
やはり、全体をみている人は
場の雰囲気にマッチした
会話ができるのです。
ですから、複数の人が集まる場での会話の場合、
まずは、全体を俯瞰してみる、というイメージを持ちましょう。
俯瞰するからこそ見える最適な話題
そうやって、参加者全体を
俯瞰して見れるようになると、
どんな話題をすればいいかが
見えてきます。
テーマに出すべきは
自分が話したい話題ではなく
場が求めている話題。
具体的にどんな話題がいいかと言うと、
その場にいる人、全員が
理解できる話です。
会話に参加できる人と
できない人がでてしまうような
うちわ話では、
参加できない人がかわいそうですよね。
また、かわいそうなだけじゃなく、
話しに入れない、あせりとか不安は
無意識レベルでその側にでてしまうものです。
そうなると、場全体のエネルギーを下げることにも
つながります。
要するに盛下がるってことです。
なので、自分と少数の相手だけ
たのしめればいいや、
と限定的な話題をだすのではなく、
全員でたのしめる話題を出すようにしましょう。
自分の中で、会話のゴールを変えてみる
また、集団での会話の場合
自分の中で、会話の目的を変えることも
効果的です。
会話が苦手な人は、
つい自分も話さなきゃ!とう
あせりがあるため、
会話のゴールを、
「どれだけ自分も話にはいれたか」で
考えてしまいがちです。
しかし、本当に目的にするべきは
自分がどれだけたくさん話したか、ではなく
全体の満足度や雰囲気のよさです。
コミュニケーション上手な人は
かならずそこまで意識しています。
だから、そういう人が一人はいるだけで
場、全体が明るくなったり
話しやすいムードが作られます。
それは、
全体を見渡す司令塔のような、
黒子のバスケで言うところの
赤司征十郎のような
そんな目の使い方をして
集団会話というコート全体を見ているからこそ
でいる芸当です。
すこし難易度の高い話になりましたが、
あなたも会話上手という高み、
コミュニケーションマスターを目指すなら
是非、意識してみてください。
集団会話をもりあげるテク 上級編
ここからは、さらにちょっと
難易度があがりますが、
ついてきてくださいね。
もちろん、
すぐできなくても全然OKです。
知っておくだけでいつか役に立つはずですので。
実は、集団の会話を盛り上げて
その場にいる人を笑わせることができて
人気者になれる
会話上手の人には
ある能力があります。
それは、
場の代弁者になれる、
という能力です。
場の代弁者とはどういうことでしょう。
場とは参加者が感じている雰囲気のことです。
別な言葉でいうなら、
参加者全体で共有している
空気感みたいなものです。
で、このいまいち
つかみどころのない
場の空気ってやつは
言葉にするのが難しいのですが、
みんな例外なく感じとっているものです。
「なんとなく、空気がおもいなー」とか、
「さっきからあのテーブルの客がうるさいなー」とか
「今の発言、ちょっとずれてない?」とか。
誰も口には出さないけど、
でも、みんな心の中では
同じことを思っている、、、
そんなときありますよね?
でも、多くの人は
そのなんとなく感じてることを
言語化することができません。
空気は伝わっているんだけど、
あくまでもなんとなく、感じ取ってるだけなんですね。
でも、コミュニケーション能力が高い人は
その、場の空気を見事に感じ取って
ふさわしい言葉で、代弁してくれるんです。
そうすると、
みんな、思っていたけど
言葉にならなかった
もやもやした思いが、
スーッとなくなります。
「そうそう、それそれ!」みたいな
共感の気持ちがわいてくるからです。
ここまで、習得できれば
もう、集団の会話も怖くなくなります。
まとめ
さて、今回は
「集団の会話が苦手な人へ
【必読!】克服への3つのポイント」と題して
・理解する相手が増えるから苦手になること
・俯瞰して、全体を見渡すことが大切であること
・会話のゴールをかえてみるのも有効だということ
について、お話ししました。
この記事をご覧いただいて、
グループや集団での会話にたいして持っていた
苦手意識が少しでも薄まるなら
とても嬉しいです。
ぜひ、参考にしてみてください。