会話が盛り上がるか
どうかは話題の選び方で決まります。
どんなに、面白い人でも
話題選びに失敗してしまうと
その後の会話を盛り上げることはできません。
たとえば、僕があなたと
パーティーで出会ったとしましょう。
そこでいきなり、
スロベニア(国名)の
政治について、話出したら
どう思います?
たぶん、3分も話す前に、
「興味ないよー、話題かえてよー」
って思うはずです。
口に出す、ださないはともかく。
あなたが何に
興味があるかはわかりませんが、
すくなくとも、
スロベニア(国名)の政治に興味があるとは
思えないですし、
会話上手を自負する僕でも
その話題で会話を盛り上げる自信は
ありません(笑)
逆に、あなたの好きな趣味についての
話だったら、
相手があまり、会話上手でなくても
盛り上がると思いません?
つまり、会話が苦手な人ほど
盛り上がる話題を
見つけて、会話をしたほうが
楽ちんなのです。
盛り上げるのが難しい話題で
会話力を駆使して盛り上げるのではなく、
そもそも、会話力いらずで
盛り上がる話題を選びましょうって話です。
※ちなみに、
盛り上げるのが難しい話題でも
会話力を駆使して盛り上げる名人が
池上彰さんです。
そこで、今回は、
「会話がススム!話題作りのコツ」
と題して、
盛り上がる話題の選び方を
ご紹介します。
相手と自分の興味のリンクするところを探す
さて、盛り上がる話題の作り方ですが、
結論からいうと、相手によって
話題は変わります。
冒頭で述べた
スロベニアの政治の話ではないですが、
基本的に、相手が興味を
もちようがないような話題はNGです。
また、話し始めるときには
相手があまり興味を持っていない
話題だったとしても、
すごく面白おかしく説明することで
興味を持たせる方法もありますが、
これも、上級者向け。
また、いくら相手に合わせるといっても
こちらがまったく興味のない
話をされても、やっぱり
つらいですよね。
ちょっとオーバーに
相槌を打ったりすることで、
最初の1~2分は
盛り上がった雰囲気を作れるかもしれませんが、
長くは続きません。
いくら、相槌上手な僕でも、
初対面の人に
スロベニアの政治の話を
3分以上されたら、
さすがに、対応しきれません。
と、いうことはです。
何が重要かと言うと
相手と、自分の興味が
重なるところ、リンクするところを、
まず、探して、その話題を選びましょう
ということです。
話題は量より質
話題は量より質です。
たとえば、口下手さんに
よくあるのが、
以下のような話題をたくさん並べて
いく方法。
季節
趣味
ニュース
旅
天気・テレビ
家族・家庭
健康
仕事
衣服
食べ物
住居
つまり、
季節の話をして、
ちょっと会話して、
盛り上がらなければ
次、趣味の話。
2,30秒話して
会話がとぎれたら、次・・
みたいに、
話題をころころ変えて
ストックを潰していく方法です。
これでは、相手も
ついていくのに
疲れてしまいますし
こちらも、次々と質問すると
尋問のような雰囲気になってしまうので、
このローラー作戦のような方法は
おススメしません。
では、どうするか?
話題は量より質です。
圧倒的に盛り上がるポテンシャルをもった
1つか2つの話題を先に見つけて
そこを徹底的に掘り下げるのです。
話題は浅く広くから狭く深く
では、どうやって
圧倒的に質の高い
話題を見つけるか?ですが、
これは、広く浅くから入って
質問をしながら、相手のキャラクターを
キャッチしていくのです。
僕は、いつも
会話をするときは、
2つのステップに分けてます。
まず、盛り上がる話題を探すための時間。
つぎに、決めた話題を掘り下げる時間。
こうやって、目的を
しっかりわけておくと
ペース配分ができるし、
会話全体をコントロールできます。
具体的には
会話の冒頭で、まず
2,3分で
相手との共通の話題にできそうな
テーマを探すために
質問をします。
で、話している最中に
「あ、これは使えそうだな」
「これはよくわからない話しだな」
とか、振り分けていくのです。
そして、10個くらい
テーマにできそうな話題が
リサーチできたら、
その中でも、僕が
興味があって話しやすい
話題を選んで、今度は掘り下げていきます。
ポイントは、
1つ1つの話題に
同じ時間やエネルギーをかけるのではなく
重要なテーマだけに、8割の時間と
エネルギーを割く、ということです。
よくいう、
20対80の法則(パレートの法則)に
通じるところがあるとおもってます。
話題作りの基礎力の上げ方
なお、この話題作りのキモになるのは
相手との興味に関連する
趣味や趣向を自分のライブラリーに
もてるかどうかです。
つまり、自分自身が世のなかに対して
好奇心と興味を持って
生きていく姿勢が結構大切です。
僕が誰とでもすぐ会話を盛り上げることができる
最大の強みは
実はここだと思っています。
僕、興味の幅が非常に広いです。
本屋に行って、なんとなく
全部のジャンルの棚を見てあるくのが
好きなんです。
そのかわり、1つ1つの
知識はあんまりないです。
非常に深いことまで語れるジャンルは
せいぜい、4つか5つくらいかな、
と思います。
でも、多くの人と共有できるだけの
浅い知識と、
物事の本質でかんがえられる思考力が
合わされば、
ほとんどのケースで、対応ができます。
ですので、世のなかに
広く浅く興味をもつ
ということを意識してみてください。
なお、世のなかに興味を持つコツですが、
1つは、臨場感を感じて、感情移入をすること。
たとえば、
歴史に興味が持てない場合、
歴史上の誰かひとり、
気にある人物を探します。
で、その人の時代や
生きた姿とかを
臨場感をもってイメージしてみます。
そして、どんな気持ちだったか?を
想像してみたりするのです。
もしくは、感情を動かされるような
本やドキュメンタリー番組をみてもいいです。
そうやって、一人でも
興味を持てる人物や、事件があると
それをとっかかりに
その周辺知識にも興味がわくようになります。
そうやって、小さなところから
ちょっとづつ、興味の輪を
広げていくのです。
ネットサーフィンでいえば、
関連リンクをたどっていくイメージですね。
まとめ
さて、いかがでしたか?
そこで、今回は、「会話がススム!話題作りのコツ」
と題して、
盛り上がる話題作りの方法を
ご紹介しました。
最初にお話しした通り、
話題は本当に重要ですから、
質の低い話題を選んで
後で苦労するのではなく、
ちょっと最初にがんばって
質の高い話題で
会話を盛り上げる癖をつけましょう。