人見知りな人が最も苦労するシチュエーション
それが初対面です。
気心の知れた友人となら
まだ会話が続くけれど
始めて会う人だと、とたんに
緊張して上手く話せなくなる。
これは、多少なりとも、誰もが感じるところです。
ですが、
いままでも、そしてこれからも
人生は初対面の連続です。
初対面の会話が
あなたの人生からなくなる日は
死ぬまで来ないのです。
であれば、初対面の苦手意識を
なんとか克服して
人見知りを解消して、
自分からどんどん会話ができる
そんな人になりたいものですよね。
今回は会話上手になるための、
初対面の会話のコツをお伝えします。
目次
初対面では、第一印象に気を付ける。さわやかに!
初対面の場合、
会うまで、その人がどんな人かわかりません。
ですから、あった瞬間に与えるイメージが
とてつもなく、大きなウェイトを占めることになります。
要するに、第一印象が
めちゃくちゃ大事、ということです。
なので、まず意識すべきは
第一印象を大切にするということ。
相手によい印象を持ってもらう事です。
その為に重要なことは大きく3つです。
【1】外見
【2】しぐさ(ボディランゲージ)
【3】会話(内容や声のトーンを含む)
なお、上記は、優先度の高い順に
並んでいます。
なので、まず外見がとても重要と言うことです。
このサイトは「会話」をテーマにしているので、
外見について細かいことを書くつもりはないのですが、
実際には「外見」もとても重要です。
※これだけでも、語り出すと一冊の本になります
とくに、初対面はその外見が一番顕著に影響するので、
バカにせずにしっかり対策しましょう。
なお、外見が重要である根拠ですが
以下の心理学の研究結果がもとになっています。
メラビアンの法則
この研究は好意・反感などの態度や
感情のコミュニケーションについてを扱う実験である。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの
人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、
話の内容などの言語情報が7%、
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、
見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。
「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って
「3Vの法則」ともいわれている。引用:wikipedia
この法則はかなり有名なので、
ご存じかもしれませんが、
僕の実体験からいっても
このくらいの割合で重要だと思います。
先ほど述べた
初対面で気を付けるべき
3つの要素(外見・しぐさ・会話内容)
のうち、「外見」「しぐさ」の2つは
もっとも、影響力がつよい
「視覚情報=Visual」に属しているところに
注目してください。
そして、「話の内容などの言語情報が7%」にしか
満たないところにも、ご注目
要するに、
何を話すか?以上に、
どんな(外見の)人が、
どんな身振り手振りの中で話すか、が
相手に強烈な印象をのこすと言うことです。
まぁ、これがちょっと考えたら
イメージできると思います。
たとえば、新宿中央公園で
みるからに不潔なホームレスのおじさんが
「とてつもなくありがたい話」をしていたとしても
だれも、興味をもたないのと一緒です。
仮に、内容が松下幸之助さん講演と
同じくらい素晴らしいものだったとしても
だれも耳をかしません。
もし、そのホームレスが
本当に耳を傾けさせたい場合は、
内容を推敲するより、話し方を練習より、
なにより、見た目の改善が第一ってことは
なんとなくわかりますよね。
すから、外見で損をしないためにも
まず、以下の点に注意します。
・相手に好まれるファッションをする
・清潔感の感じる格好をする
・堂々と自信をもってさわやかな声で
会話内容について
合格ラインの外見としぐさが準備できたら
いよいよ、初対面の時に気を付けるべき
会話内容についてです。
初対面の時の会話でとにかく困るのが
相手の情報がすくないことによる
話題のみつけづらさです。
何か事前情報があればまだいいですが、
それすらほとんどない場合の
初対面は、さぐりさぐり、
相手との距離をつめていかないといけません。
その時に非常に重要なのは
質問です。
初対面の成否を決めるのは
質問する力、すなわり、質問力といっても
過言ではないです。
質問力
では、質問をするときに何に気を付けたらいいのでしょう?
まず、質問の目的を考えます。
質問の第一の目的は
「相手との共通点を見つけて話しやすくする」ことです。
会話の基本は共感なのですが、
共感できる部分を探すために
質問をするということです。
たとえば、
・出身地
・趣味
・仕事
など、なんでもいいので、
自分と共通する部分はないかなーと
とにかく探りを入れましょう。
ここで、いかに早く
共通するポイントを見つけられるかが
後の会話やコミュニケーションに
差をつけます。
なお、共通点については
数の多さも大切ですが、
共通する度合いというか、
どれだけ、価値観が似ているか?が重要です。
より、細かいところまで
共通するかどうかともいえます。
たとえば、
「僕、お酒好きなんですよ。」
「私もです」
ってくらいの共通点でも
十分効果的ではあるのですが、
「僕、ビールに目がなくて、よくビール工場に行くんです。」
「え!わたしも、つい先日行ったばかりなんですよ!」
ってくらい、深い共通点を見つけたほうが
その後の会話が盛り上がることは
容易に想像できると思います。
ですから、共通点は
量と質を意識して、どんどん
拾うようにしましょう。
気を付けたい質問のしかた
で、その質問の仕方についてですが、
注意すべきは、
・まず自分の情報開示をする
・ピンポイントではなく大きめな質問をする
・多くの人が興味を持つジャンルから探す
です。
それぞれ見ていきましょう。
まず自分の情報開示をする
質問をするということは
相手から情報をもらうことですから、
まず、自分からそのテーマについて
多少の情報開示をしましょう。
ただ、
「趣味はなんですか?」
「お住まいは?」
「仕事は?」
と、矢継ぎ早に質問を繰り返す
会話下手さんがいますが、
これはよくない例です。
質問を受ける側が
尋問されてる気分になることでしょう。
だから、そうならないためにも
質問とセットで自分の情報開示をしましょう。
バランスは5:5くらいでよいです。
「私は休日ゴルフにはまっているんですが、
●●さんは、どんな風にすごしてます?」
みたいな、感じです。
ピンポイントではなく大きめな質問をする
自分の自己開示と合わせて質問ができたら、
今度は、質問の仕方を考えます。
コツは、回答の幅を狭めすぎないこと。
たとえば、
「私は休日ゴルフにはまっているんですが、
●●さんも、休日にゴルフしたりします?」
みたいに、勝手にこっちで
決めつけて、ほぼ、yesかnoでしか
返せないような質問の仕方をしてしまうと
会話がつづきません。
自分との共通点を見つけたいあまり、
ここまでピンポイントなことを聞いてしまうと、
相手から「yes」をもらえる確率が著しく低下します。
たいてい、noの回答が来ることになります。
「いえ、私はあいにくゴルフはやりませんでして・・」
みたいな感じです。
すると、会話が続かないばかりか、
空気が重くなります。
会話の雰囲気をよくする
おおきな秘訣、
それは、会話中の「no」の数を減らして
「yes」の数を多くする、というものです。
ピンポイントな質問は
この原則から大きく外れてしまうのですね。
ですから、広く答えられる質問をしたほうがベターです。
多くの人が興味を持つテーマから探す
最後は、多くの人が興味をもつだろう
テーマから、せめるということです。
たとえば、鉄板は
食べ物とか音楽とか。
美味しい食べ物に興味ない人は少ないですし、
音楽が嫌いな人も多くはないでしょう。
逆に、難しいのは
ニッチな趣味とかです。
バードウォッチングとか
やってる人もいるにはいるでしょうが、
絶対的な数が少ないですよね。
そういう、少人数しかいなそうなテーマで
話を振っても、
いくつ振ってもヒットしないことが考えられます。
ですから、
まずは大きなテーマで質問をはじめて、
ヒットしたら、そのテーマについて
深堀りしていくイメージで
会話を勧めましょう。
まとめ
さて、今回は
「初対面でも会話が続く!会話のコツ」と題して
初対面時のコミュニケーションのコツについて
お伝えしました。
なお、今回取り上げた「質問力」は
会話の話題を探す時に役立つだけじゃなく、
自分の仕事の効率を上げたり
目標を明確にできたりと、
人生において何かと使えるスキルです。
成功法則の世界的コーチ
アンソニーロビンスは
「質問の質が人生の質を決める」
とまで言っています。
普段から
どんな質問を選ぶべきか
しっかり意識していきたいですね。