口下手だし、要領よく
仕事できないし・・・
そうこうしてるうちに、職場での
居心地がどんどん悪くなり
最終的には、退職を選んできた。
口下手な方からの相談のなかでは
そういった意見もよく聞きます。
では、口下手だと仕事ができないのでしょうか?
今回は、
「口下手による仕事の悩みについて」
考察を書きたいと思います。
口下手でも仕事ができる人の例
アメーバブログで
有名なサイバーエージェントの創業者
藤田 晋さんをご存じですか?
以前、奥菜恵さんと結婚したことが
話題なりましたので、
経営者として意外にも
いろいろ有名な方です。
他にも、麻雀が超絶強いとかね。
なお、余談ですが、僕は当時
奥菜恵さんの大ファンだったので、
結婚騒動には、とても
大ダメージをうけました(笑)
昨今話題になった、
「福山ロス」「ましゃロス」に嘆く
女性みたいな心理になっていたことは
内緒です。
さて、閑話休題。
本題にもどりますと
この藤田氏は
自他ともに認める口下手だったそうです。
ホリエモンこと堀江貴文氏の本にも
そのようなことが書いてあります。
今でも、彼の動画をみていると
おせじにも会話上手だとは
言えません。
でも、仕事の結果はご存じのとおり。
2014年のフォーブスが発表した、
<日本の富豪50人>ランキングにも
47位ランキングされていました。
なお、経営者としての才能はもちろんのこと
営業の仕事をやっていたときも
口下手な営業スタイルで
トップの成績を取っていました。
では、なぜそんなことができるのでしょうか?
藤田 晋氏の口下手の悩み相談
藤田氏は、以前
自身のブログで、
「口下手」関する悩み相談をうけ
回答していたことがあります。
それがこちら。
私は26歳の会社員なのですが、
小さい頃からの吃音(どもり)に悩んでいます。
吃音者に対して、社会は非常に冷たいです。私は一生懸命伝えようとしているのに、
「どもるな」「ちゃんとしゃべれ」
「落ち着け」などと罵倒されます。吃音は最新の医学でも解明されていない症状であり、
解決方法もありません。
どの吃音者も本人が一番、
キチンと話せるようになりたいと思っています。
どのようにすれば、吃音者のような障害を持った人でも、
上手にコミュニケーション、
プレゼンテーションができるようになりますか。
この質問者の悩み相談に対して
藤田氏は以下のように回答しています。
短い文面からしっかり考えていることが伝わってくるので、
本来的にコミュニケーションが苦手な訳ではなく、吃音が
仕事の障害になっているのでしょう。私もそんなに口が上手いほうではありません。
吃音とは違うかも知れませんが、私も仕事を始めた頃は
上手く話せずに悩んでいました。それがある上司のひと言で一気に気が楽になりました。
私は営業の仕事を始めた頃、上手く話そう上手く話そう。
としていました。そんなとき、当時の営業ができる上司から、
「おれはお客さんから、『○○さんは口下手から
信用できる。口の上手い営業は信用できないよ』
と言われて発注をもらったんだ」「自然体で話すことが自分と商品に対する自信の証なんだ」
とアドバイスをもらいました。それを聞いて嬉しくなりました。
それ以来、意識して自分の言葉で話し(もちろん敬語は
押さえたうえで)、誠意を持って自分の考えを伝える
ようになりました。それから営業成績が良くなりました。
単なる口下手よりも吃音(どもり)は障壁が高いと思いますが、
自信を持つことや誠意を伝えることが重要なんだと思います。
がんばってください。出典元:渋谷で働く社長のアメブロ
http://ameblo.jp/shibuya/
entry-10000480915.html
アドバイスの中のポイント
上記の藤田氏のアドバイスの中で
とくにポイントになる部分は、
「自信を持つことや誠意を伝えること」
という部分ですね。
「自信を持つ」ことは
本当に重要で
人間は、口から言葉を
発しなくても、
動きや動作でも、
メッセージを発信しています。
俗にいう、
ボディランゲージと呼ばれるものです。
で、自信がないと、
そのボディランゲージに出るんです。
そうすると、
口下手であることよりも、
自信のないボディランゲージが
印象を悪くします。
逆に自信をもっていると
落ち着いて余裕が感じられる
ボディランゲージになります。
すると、少々口下手でも
まったくマイナスにならなくなったりします。
「ゆっくり落ち着いて喋る
寡黙な人なんだな」という評価をされるかも
しれませんが、それは
「仕事ができない」という印象とは
全く別だからです。
思慮深く見え、仕事ができそうに
みられる場合が多いです。
会話の技術をすぐに高めるのは
むずかしいでので、
口下手な人は、まず、自分に
自信をもつところか
始めるのがイイと思います。
誠意を伝える
もう一つのポイント
「誠意を伝える」という部分。
これは、コミュニケーションで
もっとも気を付けたい部分です。
会話を通じて伝えたいのは
実は、言葉ではありません。
誠意(気持ち)です。
口数が少なくても、
流暢じゃなくても、口下手でも、
最終的に、誠意(気持ち)が
相手に伝われば、
相手は納得します。
逆に、伝わらないまま
放棄したり、途中で
コミュニケーションをやめてしまうと、
トラブルのもとになります。
ですから、会話で一番重要なのは
「こちらが伝えたいメッセージが
相手にしっかり伝わっているだろうか?」
このことを、常に意識することです。
こちらが、言葉にしたとしても
相手に伝わっていなければ
それは、発言していないのと同義なのです。
相手に伝わって、
はじめて、言葉は意味を持ちます。
むずかしいですが、
すこしづつ、意識するようにしてみてくださいね。
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回は
藤田氏にも登場してもらって
「口下手による仕事の悩みについて」の
考察をご紹介しました。
口下手な人が
参考にするべきなのは
「口下手だけど仕事で成功できた人」です。
世のなかには、そういった人は
たくさんいますので、
その人たちの真似をすることが
「口下手による仕事の悩み」を
解決する第一歩ですね。