どきどき緊張しながら、
自宅の黒電話の受話器をあげる・・・。
「もしもし、あのー、クラスメイトの山田と申します」
「ゆみさん、いますか?」
「うちの娘になにかようかね?」
なーんて、会話は
平成生まれ以降の人には
あまり考えられないかもしれませんが。
昭和57年生まれの
管理人のバンビ★としては
そんな時代も経験済みです。
一人一台、携帯電話が当たり前。
良くも悪くも
便利すぎる時代になりました。
しかも、今はカケホーダイプランが
充実し、何時間かけても定額です。
昔は、長電話しすぎて
翌月の請求が怖いなんてこと
が結構ありました。
パケ死ならぬ、TEL死。
さらに、今は通話しなくても
LINEもあるし、メールもあるし、
いたれりつくせり。
ですが、それが逆に
会話の苦手を
促進しているのかもしれません。
昔の人に比べて
通話する時間が
確実に減っているでしょうね。
チャットとかで
文通する能力はあがっているのかもしれませんが、
肝心の会話力はさがっているのでしょう。
以前の投稿でも紹介したように
「使わないものは、なくなる」
のが、人間の原理原則です。
さて、そんな通話ばなれした
現代の若者に特に多いのが
電話しても、通話中に会話が続かない。
沈黙が流れて気まずい。という悩み。
今回はその対策を紹介します。
■そもそも電話は会話が続けづらいものである
以前、ダウンタウンの松ちゃんが
こんなようなことを言ってました。
ラジオはテレビよりも難しい。
テレビは面白いことを言えなくても
見た目の動きで笑いがとれる。でも、ラジオは姿が見えへん。
だから、トークで笑わさんといかんねん。
※うる覚えなので、あくまでニュアンスをつかんでください。
要するに、
音だけしか伝わらないラジオは
トーク力がない芸人には
ハードルが高い、というようなことが
言いたかったんだとおもいます。
で、これ実は、
電話での会話にも言えるんです。
電話って相手の
表情がみえません。
また、同じ空間にいるわけではないので、
気持ちを共感することも難しいです。
そのため、
まだあまり仲良くない関係の場合
電話で盛り上がるというのは、
会話上手な人にとっても
むずかしいことなんです。
コミュニケーションの達人を
自称する僕ですら
電話だと、苦戦します。
実際に会うときのコミュニケーションが
難易度2だとすると、
電話で盛り上がる会話をするのは
難易度5くらいあります。
あくまで、感覚的な話ですけどね。
なので、会って、面と向かって
話をするのに、苦戦している人にとって
電話で会話をするのは、
とても、高度なことにおもえるはずです。
■電話で会話が続かないときの処方箋
電話で会話が続かないときの
一番の対策。
それは、長電話をしないことです。
ちゃんとコミュニケーションを取りたいなら、
会ってはなす。
電話では、あって話す
日程を決めるだけにする。
もちろん、物理的な制約などで、
それが難しケースもあるでしょう。
それが、難しければ
お互い、電話は、短い会話でもいい、
という共通の認識を持つといいです。
もし、恋人関係なら、
ちょっとさみしいかもしれませんが、
その分強い言葉を言えば大丈夫。
たとえば、「すきだよ」
とかですね。
薄くて長時間より、
濃くて短時間のほうが
電話でのコミュニケーションの場合
満足度が高いです。
もちろん、女性側が
話上手でどんどん話してくれる場合は
それに対して、
相槌を打って、ちゃんと聞いてあげること。
電話の場合、見えないので
つい適当に答えてしまいがちですが、
電話だからこそ、
見えないからこそ、
気持ちをちゃんとのせるように意識しましょう。
表情は、声にもしっかり現れます。